日本で最初に新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表されたのは2020年1月16日でした。
その後、日本国内でも感染者数が多くなりました。
緊急事態宣言中、人の動きが減り、一旦は落ち着きましたが、2020年7月終盤になった今、また増加傾向にあります。
国や自治体が発表する感染者数に安堵したり怯えたりする日を過ごすことが続く中、海外と比べ、日本のPCR検査数の少なさが際立っています。
新型コロナの脅威が始まってから半年以上経つのに大きく変化していなくて、発熱、味覚障害などがあるのに、濃厚接触者ではないという点だけで、検査を受けることが出来ない状況が続いています。
一方、感染経路が追えない感染者も増えています。
感染経路が追えないということは、誰から感染したのか分からないということだと思います。
なのに、そんな人たちもどこかで検査を受けているのです。
濃厚接触者ではない人が検査を受けるには、どのような条件が必要なのか保健所の見解を聞いてみたいものです。
検査を受けられない理由として
検査技師が足りない
保健所の人数を削減したことが原因
こんな理由を聞くことがあります。
これらの情報の発信元を見ると、対立する政党の上げ足取りだったり、単なる逃げ口上だと感じることがよくあります。
先進各国では、一日に何万件も検査できる対応が出来ているのに、その一端である日本で、症状が出ているにも関わらずPCR検査が出来ない、検査数がいまだに少ないのは謎だらけです。
先ほど書いた検査技師が足りないのであれば、特別な技術を必要としない日本製の自動検査装置を導入すればいいのに、なぜか、認可が下りないそうです。
どこかが、利益を独占したいのか、ほかの理由があるのか分からないけど、企業は、PCR自動検査機を開発しつづけています。
今日は、そんなニュースをまとめてみました。
PCR自動検査機のニュース
東洋紡、新型コロナのPCR検査 一部を自動に
PCR検査、大量に速く 松戸の企業、全自動装置公開 国内販売目指す
アタッシェケース型のコロナ検査機、神奈川県が共同開発
プレシジョン・システム・サイエンスの全自動PCR検査装置関連ニュース
【news23】日本生まれの全自動PCR検査装置
PCR急増の仏 立役者は日本の技術
プレシジョン・システム・サイエンス 全自動PCR検査、世界に
検査試薬
全自動遺伝子解析装置「GENECUBE®」専用 新型コロナウイルス遺伝子検査試薬の製造販売承認申請について
感染している可能性が高い人に絞った検査をするということは、検査に要するリソースを無駄遣いしないことでもあるので、良い面もあるでしょう。
しかし、実際にどれほどの人が感染しているのか、見えてこない面も併せ持っています。
個人負担で検査を受けることが出来るとも聞きますが、費用が数万円ともききます。
個人では無理でも、団体であれば、濃厚接触、感染疑いの症状がなくても検査を受けられるのは、Jリーグのサッカー選手がPCR検査を受けたことを公表していることでも明らかです。
また、プロ野球でも同じように検査をしたうえで公式戦が始まっているようです。
これらに関しては、団体が対価を払うことで実現しているのかもしれません。
しかし、そのために個人がの検査がないがしろになっていないのか、いぶかしく感じます。
アメリカのように、日本より人口がはるかに多い国でも、一日何万件もの検査ができているのに、なぜ日本が出来ないのでしょうか?
大阪府保険医協会のHPには、興味深いことがかかれています
以下、抜粋
専門家会議の会見では、PCRが増えない理由として、手作業で検査していること、試薬が入手困難と述べていた。
ドイツやフランスなど、大量にPCR検査を実施した国では、日本製のPCR 自動処理分析機が使用されていた。機器を開発した当事国の日本では、国内認証の遅れなどから導入されず、主にPCR検査が手作業で行われた。
PCR検査が「進まなかった最大の理由」は「全く財源が投入されないため」とし「地方自治体を始め個々の医療機関、企業の自主努力にゆだねられて来た」と述べている。
このような状況がいつまで続くのでしょうか。
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