今日は猫用システムトイレの『猫砂』の話をしてみます。
猫砂は消耗品なので、誰もが安くて良いものを使いたいと思うはず。
そこで目を付けたのが「ラクラクサンド 4L」という猫砂です。
このラクラクサンドについて、良い点、悪い点のメリット・デメリットをレビューしてみます。
ラクラクサンドを見つけるまで、我が家で使っていた猫砂は、「ユニチャームデオトイレ 消臭抗菌サンド」でした。
2匹の猫が同じトイレを共有しても、ユニチャームの消臭サンドであれば、匂いがあまり気にならないため、この猫砂を使い続けていました。
しかし、一つ頭の痛いことがあります。
それは「ユニチャームデオトイレ 消臭抗菌サンド」は値段が高い。
猫砂は、猫を飼っている間、使い続けるものなので、ランニングコストは安いにこしたことはありません。
そのため、ホームセンターに猫砂を買いに行くと、他に何かいいものはないかと、しょっちゅう探しています。
猫砂にはたくさんの素材がありますが、「デオトイレ 取替用飛び散らない消臭・抗菌サンド」はゼオライトが使われています。
探してみると、ゼオライトを使った猫砂はいくつかあり、「フォーキャット ラクラクサンド 4L」もその一つです。
このように同じ素材を使っているのに値段はデオトイレ消臭・抗菌サンドの約半分!
これは使わない手はないと思い、使っていました。
ところが、一か月ほど使い続けたところで気になることが出てきたのです。
ラクラクサンドのメリット
メリットは何といっても安いということ。
近所のホームセンターでの販売価格は以下のようになっています。
ユニチャームの消臭抗菌サンド : 1080円
ラクラクサンド : 570円
容量は同じ4リットルサイズとなっています。
このように、約半額というのは消費者にとってありがたい。
ラクラクサンドの商品説明には、以下のように書かれています。
- ラクラクサンドは吸水しませんので必ずペット用の吸水シーツと一緒にお使いください。
- 尿だけを分別処理できます。尿はシーツが吸うのでニオイが広がりません。
- ラクラクサンドはいつもサラサラ!固まらないのでフンもしっかり隠せます。
- ラクラクサンドの主原料は脱臭力に優れる天然ゼオライト。アンモニアをグングン吸着します。
この説明文を読むと、性能はデオトイレと同じだと理解しました。
そして、「ユニチャームデオトイレ 消臭抗菌サンド」の猫砂って、ずっしり重いのです。
一方、「ラクラクサンド」もずっしり重い。
このことも含め、同じ素材を使っていると感じました。
ラクラクサンドのデメリット
このラクラクサンドを見つけて以降、知り合いの猫好きにもすすめました。
すすめてから数か月経った頃でした、ラクラクサンドをすすめた知り合いからこんなことを聞きました。
「猫の足跡がフローリングにつく」
「部屋の床がザラザラする」
実は、我が家でも同じようにカーペットがザラザラするような気がしていたんですが、フローリングではなく、ベージューのカーペットを敷いてあるため、猫の足跡には気づかなかったのです。
なぜベージュで足跡に気づかないのかは後述します。
それで調べてみると、ラクラクサンドはゼオライトの粒の周りに小さな粉状のものが付着していて、その粉がトイレに入った猫の足に付着して、トイレから出てきた時に、足跡がつくようになってしまうのです。
具体的にどのようになるか写真でお見せしましょう。
猫のトイレを洗い、新しいらくらくサンド敷きました。
らくらくサンドの下には猫用のおしっこシートが敷いてあります。
らくらくサンドをまいた後のおしっこシートの様子を見てみましょう。
このように白いおしっこシートの上に黄土色の細かい粉がたくさん落ちています。
この粉が猫の足跡を作る原因になっているのです。
白っぽい色の粉なので、ベージュのカーペットを敷いている我が家では、足跡が分からなかったのです。
シートに落ちている粉を確認してから、敷いたラクラクサンドを触ってみました。
すると、手が白くなるほどの粉がついてしまうのでした。。。
では、どれほど粉がつくのか検証してみましょう。
用意したのは人工皮革の黒い眼鏡ケースです。
この眼鏡ケースをラクラクサンドの上でこすってみました。
すると、下の写真のように白くなってしまいます。
これはまずいと思い、買ってきたラクラクサンドを一度水洗いしてみることにしました。
そもそもゼオライトはおしっこを吸収する素材ではないので、水洗いをして表面の粉さえ落ちれば問題ないだろうと考えたからです。
洗剤は使わず、ザーザーとホースで水をかけ、米を研ぐようにして洗い、天日干しで乾かしてみました。
これで大丈夫だろうと思い、確認のため触ってみると、粉は落ちませんでした。
しかし、粉は完全には取れず残ってしまいました。
先ほどの眼鏡ケースを擦り付けると、最初ほどではないものの、白くなってしまうのです。
一方の、「デオトイレ 取替用飛び散らない消臭・抗菌サンド」も白くなるのですが、明らかに差があり、ラクラクサンドほど白くなりません。
なので、猫の足跡が残ることはほぼありません。
このあたりが価格の差となっているのですね。
「ラクラクサンド」の粉が猫の足に付着し、フローリングについた足跡程度なら、雑巾かウェットティッシュで拭けばすぐに取れます。
しかし、カーペットの場合、細かい粉は掃除機をかけないと、ダメなんです。
でも、猫がトイレに入るたびに掃除機をかけるのは、現実的に無理。。。
ここが悩みどころとなりました。
とはいえ、ニオイに関する性能面では「デオトイレ 取替用飛び散らない消臭・抗菌サンド」変わらないものが、半額というのは大きな魅力です。
ラクラクサンドのまとめ
ザラザラが気になり一度、「デオトイレ 取替用飛び散らない消臭・抗菌サンド」に戻ったのですが、現在はまたラクラクサンドを使っています。
正確には、ラクラクサンドも使っています。
一度水洗いをすると、少し粉が取れます。
ということで、我が家では「ラクラクサンド」交換の一回分を前もって水洗いしてストックしておき、「デオトイレ 取替用飛び散らない消臭・抗菌サンド」と半々の量で使うようにしています。
ラクラクサンドの粉が完全に取れるわけではありませんが、水洗いする前と比較するとずいぶんましです。
繰り返しになりますが、「ラクラクサンド」の性能 は、同じゼオライトを使っている「デオトイレ消臭抗菌サンド」と同等だと感じます。
それで値段が半額程度なので消費者とすればとてもありがたい。
なので、細かい粉がつく問題をぜひとも改良してほしい。
というのが僕の願いです。
そうなれば、「ラクラクサンド」のみを使うことは間違いありません。
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