デジタル一眼レフで子供やペットの写真を撮ったけど、なんだかザラついて汚い…
夜景を撮ってみたら、ノイズが気になる…
こんな経験をした人はいないでしょうか?
僕も過去に同じような不満と疑問を持っていました。
でも、APS-Cのデジタル一眼レフからフルサイズのデジタル一眼レフに移行してから、このような不満はほとんど無くなりました。
このブログでは、APS-Cのデジタル一眼レフからフルサイズのデジタル一眼レフに移行するメリットをお伝えしていきます。
管理人の僕(イサト)は10年以上デジタル一眼レフを使っています。
説明をする前に、過去のカメラ歴を書いておきます。
過去に使っていたデジタル一眼レフ
2006年9月発売の「EOS Kiss Digital X」
↓
2009年10月発売の 「初代EOS 7D」
↓
2012年11月発売の 「初代EOS 6D」
現在使っているデジタル一眼レフ
2017年8月発売の 「EOS 6D MarkII」
2013年4月発売の「EOS Kiss X7i」
この2台を使っています。
このように、ずっとキヤノンのカメラを使っています。
なぜかと言いますと、フィルムカメラ時代に使っていたレンズ資産があったので、それを流用したためです。
そんなことで今回のブログでは、「APS-C(EOS 7Dなど)」から「フルサイズ(EOS 6D or 6Dmark2など)」に移行した僕が感じたメリットを書いていきますね。
APS-Cからフルサイズに移行するブログで書いていくこと
では、APS-Cとフルサイズのカメラを実際に使ってみて感じたメリット、画質の差について書いてみます。
画質は良くなるのか?
画質は上がるのか?
APS-Cとフルサイズの画質の違いについて、作例をあげて説明していきます。
APS-Cからフルサイズに移行する画質が良くなる?
APS-Cからフルサイズに移行する時、一番気になっていたのは画質は本当に良くなるのか?
ということでした。
もちろん、ネット上で比較検討を繰り返しました。
しかし、ネット上で出てくる写真は、自分の撮影スタイルとは違っているし、撮影するシチュエーションも違っています。
結局のところ、購入して自分の環境(レンズ・パソコンノモニターなど)で確認するしかないという結論に至りました。
果たして、手に入れた初代EOS 6Dで撮った写真をパソコンのモニターで見た時、写真が滑らかで、とても奇麗なことに驚きました。
風景であれば、特に、天気の良い日に撮った写真の画質には、目を見張るものがありました。
さらには、人物を撮ったときの肌の滑らかさが「APS-C」とは格段の差がありました。
この画質については、「フルサイズ」に移行して良かったと感じ、おそらく「APS-C」には戻れないと感じました。
ただしこれは、「フルサイズ」と「APS-C」を同じ条件で撮ったものをブログに並べて比べたとしても、その差を明らかに感じることはありません。
なぜなら、ISOが100や400の低感度で撮った写真であれば、大きな違いは出ないからです。
意図的に画質の違う写真を比較することは可能ですが、それは、体感的に感じるものとはちょっと違うと思うのです。
でも、具体例をあげないと分かりにくいですよね。
なので、毎年撮り続けている桜の写真があるので、それで比べてみましょう。
「APS-C」の初代EOS 7D
カメラ | 「APS-C」の初代EOS 7D |
使用レンズ | EF24-105L F4.0 |
焦点距離 | 60mm |
ISO | 100 |
絞り | 7.1 |
シャッタースピード | 1/640 |
ホワイトバランス | オート |
ピクチャースタイル | スタンダード |
「フルサイズ」のEOS 6D Mark2
カメラ | EOS 6D mark2 |
使用レンズ | EF24-105L F4.0 |
焦点距離 | 105mm |
ISO | 200 |
絞り | 6.3 |
シャッタースピード | 1/800 |
ホワイトバランス | オート |
ピクチャースタイル | スタンダード |
そもそも、こんなブログを書こうとは思っていなかったので、比較対象になる写真を撮り続けていた訳ではなく、それらしい写真を探すのが大変でした^^
この写真は、奈良県で咲いている桜でして、毎年撮りに行っているのです。
できるだけ校正にするため、RAWで撮った写真をピクチャースタイルなどを同じものにして現像しています。
このままだと分かりにくいので、少しアップにした写真も載せてみます。
色味の違いはありますが、画質そのものが「良い」・「悪い」という差は感じないと思います。
2009年に発売されたカメラと2017年に発売されたカメラであっても、低感度で撮った写真だと、一目で分かるような差は感じられないのです。
では次に、等倍で見てみましょう。
花びらの印影がよく出ていて、滑らかなのはフルサイズなのですが、まったく違うというほどではありません。
しかし、次に書くノイズについては、違いがハッキリと出ます。
APS-Cからフルサイズに移行すると高感度ノイズが少なくなる?
画質の良さとも比例するのが「高感度ノイズ」の少なさです。
写真のノイズは暗い場所で写真を撮った時に目立つようになります。
ノイズに関しても、購入前にネット上で比較検討しているときよりも、フルサイズのカメラを実際に手にした時の差がおおきいものでした。
APS-Cの場合、ISO3200になるとノイズが目立ち、写真が荒くなるのがわかりました。
カメラの性能は年ねん上がっていくので、APS-Cであってもノイズの問題は改善されています。
このため、ノイズの具体例では、初代EOS 7Dよりも後に発売された「EOS Kiss X7i」と「 EOS 6D mark2」との比較をしてみます。
isoは3200
レンズは双方同じく「EF24-105L F4.0」を使っています。
色味補正として、両方ともレベル補正だけしています。
EOS Kiss X7iの作例
カメラ | 「APS-C」のEOS Kiss X7i |
使用レンズ | EF24-105L F4.0 |
焦点距離 | 65mm |
ISO | 3200 |
絞り | 5.0 |
シャッタースピード | 1/100 |
ホワイトバランス | オート |
ピクチャースタイル | スタンダード |
EOS 6D mark2の作例
カメラ | EOS 6D mark2 |
使用レンズ | EF24-105L F4.0 |
焦点距離 | 105mm |
ISO | 3200 |
絞り | 5.0 |
シャッタースピード | 1/60 |
ホワイトバランス | オート |
ピクチャースタイル | スタンダード |
遠目に見ると、ノイズが目立つ感じはありませんよね。
特に、このブログをスマホでご覧になっている方は差が分かりにくいと思います。
では次に、等倍で見てみましょう。
EOS Kiss X7iの作例
EOS 6D mark2の作例
いかがでしょう?
スマホで見ても、「APS-CのKiss X7i」では、猫にザラザラしたノイズが出ていることが分かると思います。
写真を等倍で見ることなんて通常はありません。
等倍で見たものが、何の比較になるの?
という声があるのも事実です。
でも、この差が、「APS-C」と「フルサイズ」のノイズ(画質)の差です。
画質・ノイズは気になる人と気にならない人がいますが、もし、高感度ノイズでAPS-Cに不満を持っているのなら、フルサイズに移行することのメリットはとても大きいと言えます。
APS-Cからフルサイズに移行すると背景がよくボケる?
僕は EF70-200 f 2.8のレンズを使っています。
このレンズは2.8の大口径の持つ綺麗なボケ実が特徴です。
このレンズを手に入れたのは まだ EOS 7 D を使っている時でした。
APS-Cの「EOS 7D」でも納得のいくとボケと抜けの良さを感じていました。
しかしフルサイズの「EOS 6D」に移行してからは、一味違うボケ味を感じていました。
ボケは綺麗になったのですが、一方、被写界深度がシビアになり、絞り2.8の解放で写真を撮ると、ピントが合っていないということが「EOS 7D」の時よりも多くなったように感じます。
ボケに関してはAPS-Cサイズよりも、フルサイズの方が明らかに綺麗にボケが出ます。
ボケに関してはレンズに依存する部分も大きいのですが、やはりセンサーサイズの大きさというのは画質に現れます。
APS-Cからフルサイズに移行するメリットのまとめ
APS-Cからフルサイズに移行した際の最大のメリットは
画質が良くなること。
高感度ノイズが少なくなる。
この二つです。
人物を撮った時の肌の美しさはフルサイズにアドバンテージがあります。
ノイズの欄で書いたように、APS-Cの高感度ノイズに不満を持っているのなら、フルサイズに移行するメリットは十分あります。
ノイズが気にならない方は、画質が良いと聞いたから、という単純な理由であれば、フルサイズに移行しても、その恩恵を感じることは少ないと思うので、移行する必要はないと思います。
以上、デジタル一眼レフの「APS-C」から「フルサイズ」に移行したときの差やメリットについて書いてみました。
コメント